浮気や不倫は犯罪だった歴史と現在のリスクとは

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現在の日本では、浮気や不倫は犯罪ではありませんので、逮捕をされることもありませんし刑罰を受けることもありません。これだけを聞くと「浮気や不倫の何がいけないの?」と考える方もいると思いますが、浮気は民法に反する不法行為と解釈されていますので法律を犯していると言うことが出来ます。
民法と刑法の詳細は省略させて頂きますが、民法に反する不法行為を犯した場合には、被害を受けた側からの損害賠償(慰謝料)の請求が認められています。

実は、このような法律は100年余り前に出来たものであり、それ以前の日本では全く異なる婚姻制度があった過去があります。また、浮気や不倫が犯罪として扱われ死刑などの重い罰則があった歴史もあるのです。
浮気や不倫が犯罪であった歴史と現在のリスクを紹介していきたいと思います。

現在の婚姻制度が出来たのは最近

現在の日本では一夫一妻制が当たり前で、一夫多妻制などの婚姻制度はアフリカなどの一部の部族だけの話しと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、世界には現在でも一夫多妻制を認めている国は少なからずありますし、日本もほんの100年余り前までは一夫多妻制や妾(めかけ)などが認められていた歴史があります。
このことは、天皇家や大奥などを見てみても理解できるのではないでしょうか?
実は、世界的に一夫一妻制が定着したのは、人類の歴史から考えるとごく最近のことと言えるのです。
ちなみに、日本人になじみがある国では、インド、フィリピン、シンガポール、スリランカなどでは、イスラム教徒のみ一夫多妻が認められています。

日本で現在の一夫一妻の制度が作られたのは、明治31年の民法の改正によるもので、それ以前は現在の婚姻制度とは大きく考えが異なっていました。
それ以前の婚姻制度では、有力者やお金持ちなどごく一部の人たちは複数の女性を妾とし婚姻に近い関係を持つことが可能でした。つまり、事実上一夫多妻制が認められていたことになります。
この話だけ聞くと、この時代に生まれれば良かったと思う男性もいるかもしれませんが、実際には決して男性が想像するようなハーレムでは無かったといえます。一部の有力者にとっては複数の女性と婚姻関係を持てる制度ですが、彼らにはこれらの女性を平等に扱い扶養する義務があったと言われています。つまり、それだけの収入がある男性でないと、複数の妾を持つことは出来なかった訳ですし、所得が少ない男性にとっては結婚する事すらできなかったことになります。
このような制度は、格差が現在よりも大きい時代であれば、妻が生活を保障されるだけでなく子どもを育てる上でも合理的であり、夫婦間の恋愛感情よりも家と家とのつながりや生活の保障を重視した婚姻制度であったとも言えます。
現在の日本でも格差が問題視されることはありますが、当時と比べれば大幅に格差は少ないと言えますし、誰でも自由に所得を増やすことができる現在社会には合わない制度です。

この時代では、仕事の殆どが肉体労働であったことから、男性が仕事をして収入を得て女性が家事や育児を担当することは理にかなっていたと考えられます。
しかし、現在の社会では女性であっても男性と同等の所得を得ることが可能ですし、女性が男性に養ってもらう必要が無くなっています。
このような社会環境の変化により、家と家とを結び将来の生活を保障する意味合いが強かった結婚の考え方が、現在では男女間の恋愛観を重視する結婚へと価値観が変化してきていると言えるでしょう。
そのため、結婚に対する考え方や価値観が当時とは大きく異なるともいえるでしょう。

浮気や不倫は重罪であった過去

姦通罪(かんつうざい)と言う言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、日本でも戦後に憲法が改正されるまでは浮気や不倫は重罪として刑罰の対象となっていました。
姦通罪とは、配偶者のある者が別の異性と性交することで成立する犯罪ですが、日本の場合には女性側の姦通とその相手となった男性のみが処罰されるという不平等なもので、浮気を行った夫側は処罰の対象となりませんでした。
戦後に現在の日本国憲法が制定される際、「男女の本質的平等」が憲法上の基本理念とされたことから、これらの法制は男女平等に反して違憲であることの考えから削除されと言う歴史があります。

日本の姦通罪の刑罰は、両者死罪の重罪とされるだけでなく、協力者も中追放か死罪とされていました。また夫は、現行犯の場合には姦男と妻を殺害しても罪には問われることがなかったとされています。
海外では、死刑だけでなく、性器切除や手足の切断などの刑罰があった歴史があります。また、一目で姦通を犯した人であることが分かるように、耳そぎや鼻そぎなどの刑罰があった国もあり、世界共通で姦通が重罪とされていたことが分かります。

現在の日本には、姦通罪に当たる刑法はありませんので刑罰を受けることはありませんが、海外では現在でも重罪とされている国は決して少なくありません。
転勤などで海外に行った場合には、当然現地の法律で裁かれることとなりますので注意が必要です。短期間の海外旅行や出張であっても、遊びのつもりで関係を持った女性が既婚者であった場合には、姦通罪と捉えられる可能性も十分考えられるでしょう。
イスラム圏やアフリカ諸国では、現在でも姦通罪は死刑と定められている国は少なくありませんし、フィリピンでは、最高で禁固6年の刑罰が定められています。
また、先進国であるアメリカでも、21の州においては現在でも姦通は犯罪とされています。
ちなみに、韓国では2015年、台湾では2020年と最近まで姦通罪がありましたが、現在は廃止されています。

罪に問われないなら浮気や不倫をしての良い?

浮気をする人の多くから、「罪に問われることが無いのなら浮気をして何がいけないの?」と言う言葉をよく聞きます。
確かに、浮気や不倫は現在の日本では犯罪にはなりませんので、刑法で罰せられることはありません。
ただし、浮気や不倫は、配偶者や浮気相手を傷つける行為であることに違いはなく、非常に自分勝手な考えだと言うことが出来るのではないでしょうか?
浮気をしている方は、自分が浮気をされた側の立場になった場合でも、同じ考えで許せるのか言えば疑問が残ると言わざるを得ません。

浮気は、夫婦関係が破綻する可能性があるだけでなく、離婚に至らない場合であっても配偶者の心に大きな傷をつけることになるはずです。また、子どもなどの家族も傷つけることになるばかりでなく、浮気相手も傷つける結果になることも少なくありません。
つまり、浮気はどれだけ言い訳をしたとしても、相手の気持ちよりも自分の欲望を優先させた結果であることに違いはなく、倫理的にも決して許される行為ではないと言えるのではないでしょうか?

また、浮気や不倫は、民法に反する不法行為に該当しますので、損害賠償(慰謝料)の請求が可能となります。このことからも、浮気や不倫が許されない行為であると、司法の場も認めていると言うことが出来ると思います。
浮気や不倫の慰謝料は、一定の条件を満たした場合のみ請求することが認められます。
この条件には多くの項目がありますので、ここでは詳細は省略させて頂きますが下記サイトに分かりやすくまとめられていますので参考にしてください。
浮気や不倫の慰謝料が請求できる条件と相場

浮気や不倫をする理由は人の本能にある?

現在の人間社会では一夫一妻制が一般的ですが、人類の祖先は乱婚的であったと言う研究者も少なくありません。
つまり、人類は祖先の遺伝子を受け継いでいるので、本能的には浮気をする生き物であると言う仮説です。

哺乳類の仲間を見てみると、「一夫一婦制=単婚」であると言われている種は全体のわずか3~5%しか居ないと言われており極めて少数派であることが分かります。おしどり夫婦と言う言葉がある鳥類の仲間では、種全体の90%が単婚とされていますが、性的には乱脈であり多重交尾やつがい外交尾は日常茶飯事であるとも言われています。
人間に最も近い猿人類の仲間を見てみると、チンパンジーは乱婚的、ゴリラは一夫多妻、マーモセットは一妻多夫、テナガザルは一夫一妻と言われており、人間に近いサルの仲間でも一夫一妻ではない種が多いと言えます。また、一般的に一夫一妻と言われるテナガザルでも、浮気によって破局する夫婦もいることから、浮気をしない動物は極めて珍しいということが出来ます。

これら動物にとっての生殖行動は、自己の子孫を残すことが最大の目的ですので、最も効率が良い方法が本能に備わっていると考えることができます。
人間の動物であることに違いが無いことを考えれば、もともとは乱婚的であったとの仮説も、あながち間違っていないのかもしれません。
確かに、男女問わず複数の異性との間に子孫を残すことは、種の多様性を考えた場合には説明がつきます。

ただし、人間は理性を持った地球上唯一の生き物と言うことも出来ます。
全ての人が本能のままに行動していたのでは、人間社会はとても維持できず住みにくい世界になってしまうでしょう。そのため、人類は様々な法律やルールを作り、多くの人が平和で住みやすい世界を作っていかなければなりません。つまり、罰則が無いからと言って民法に反する行為は決して許される行為ではないのではないでしょうか?
また、人間の子育てには20年近い期間が必要になります。このような長い期間を掛けて子育てを行う動物は他になく、この子育てを夫婦で行うことは人間社会には非常に大切なことであるとも言えるのではないでしょうか?

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