東京の人口は増えている?減っている?東京に住む・働くメリットやデメリットも紹介

昨今の情勢もあり、職種によってはリモートワーク導入が一気に進み、もはやどこにいても仕事ができるという状況になりつつあろうかと思います。
そのため、田舎に移住することが取り上げられたり、リゾート地等でゆったりしながら働くことが注目されたりすることが増えました。
私の周りでも東京の会社に勤務しつつ長野で農業をやりつつ勤務している者など東京から離れて暮らしつつ、東京にある会社で働く人は少しですが増えています。

もちろん職種・業種によってはこうしたことは難しいこともあるでしょう。

ただ、一方で地方から東京に出ていく人も多く、むしろ割合としては相変わらず東京に出て来て働く人が多いなという印象です。
また、リモートしていた方々で東京に戻ってくる方もやはりそれなりに多いです。

このように働き方が多様化する一方で、東京で働く(東京に出てくる)人は依然として多いのが実情です。

ここでは東京に住むことに関することや働くことに関して、様々な視点で状況を見ていきたいと思います。

※本記事は2021年3月中旬に執筆しています。お読みになっているタイミングによってはリモートワーク等に関する普及状況が変わっている可能性がございますが予めご了承ください。

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東京に仕事が集中しているという現実がある

有効求人倍率
独立行政法人 労働政策研究・研修機構職業紹介-都道府県別有効求人倍率より引用

まず、そもそもなんで東京に出て働く人が多いのかという現実部分について触れていきたいと思います。
求人数・有効求人倍率等を見てもわかる通り仕事は東京に集中しているのが現実です。
また、上記で記載した通りリモートが普及しているものの、それでも東京あるいは首都圏に住んでいる方が対象となる求人が大半です。

労働政策研究・研修機構が公表している都道府県別有効求人倍率を見てみると、2020年1月時点では東京の有効求人倍率は2.03倍と非常に高い数値になっています。
2020年3月以降は新型コロナにより特殊な労働市場となりましたが、それでも最も影響を受けている東京の有効求人倍率は依然として非常に多いという点、また、職種の幅も広いということもあり、東京での仕事の需要が高いという状況が現実としてあります。

そのため、地方から東京へ引っ越し働く人が多いということになります。

フルリモート・完全在宅OKの求人であっても東京本社へ通勤できる圏内にいる方が採用対象となることが大半

東京に住んでないとリモートワークでも就職できない

リモート勤務が推奨され、制度として認められるようになってきましたが、だからといってどこに住んでいても良いというわけでは無いのが現実です。

もちろん日本全国どこに住んでいてもOKという求人もありますが、まだまだ少数派であり、フルリモートOKと求人票に記載してありつつも、何かしら出勤する可能性があるケースもゼロでは無いとして、出勤できる地域(必ずしも東京に住んでいる必要はないが東京オフィスに出勤できる)に住んでいること、といった採用募集が大半です。

一方で地方の企業の求人に目を向けて見ると、リモートワークを取り入れている企業は首都圏以上に少数であり、まだまだリモートワークできる環境が整っているとは言えません。

そのため、リモート勤務が普及しても東京(あるいは近郊)に出てこざるを得ないといった状況はまだまだあるのが実情です。

とはいえ、リモートのおかげで出勤数は減っているので、家賃の高い都内ではなく通勤圏内の近隣の県に住む人は増えています。

また、徐々にではありますが、本当の意味でのリモートワークの実現は増えているので、こうした意味では働く場所と住む場所が変わってくるケースは職種にもよりますが増えていくものと思われます。

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人口の増加が更なる人口の増加をよんでいた

東京の人口増加

昨今東京から地方に移住する人が増えているといったような報道やニュースなどを見かけることがありますが、数字を見るとなんだかんだ東京の人口は増加し続けており、むしろ地方から東京に出てくる人の割合の方が多かったのが実情です。

2020年5月までは順調に東京の人口が増えており、人口が増えることで経済が活発化し潤い、暮らしやすく便利な都市がつくられていく背景がありました。

東京都の統計:人口の動き|東京都総務局統計部のデータを見てみると、令和2年では、コロナ禍であるにも関わらず令和2年から令和3年の1年で8,600人増加しており、過去を振り返ってみると平成9年から25年連続で人口が増え続けていることが分かります。
ただし、2020年5月をピークに増加から減少傾向に移っており、これは新型コロナウイルスの影響により出生数の減少、他県への転入が増えたことが背景としてあります。

東京都の人口の推移
「 東京都の人口(推計)」の概要(令和3年1月1日現在):総務局データを引用

新型コロナの影響というイレギュラーがあり2020年5月以降は人口増加がストップしましたが、こうしたことがこの先どの程度人口の増減に影響を与えるかは確実なことは言えません。
ただ、地元回帰志向の30代・40代は増加しており、各自治体もUターンや移住のサポートが充実してきたことを考えると、各地方の魅力にもよるとは思いますが、東京一極集中から魅力のある地方に移り住む人は増えていく可能性はあるのかな、というところには来たかと思います。

東京の人口は増えているがコロナを境に減少も見えつつある

先ほども記載したように、2020年5月までは順調に都内の人口は増加し、東京都の人口は1400万人を突破しました。
ただ、それ以降はコロナの影響により生活様式や労働環境が一変し、必ずしも東京の人口は増えていないという状況が続いています。
外国人の減少という影響もあるでしょう。

ここまで述べたように現在は過渡期であり非常に難しい時期ではありますが、そのような状況の中、東京に住む・東京で働くことに関してのメリットやデメリットについても見ておきたいと思います。

東京に住む・働くメリット

このような状況にも関わらず東京に出てくる人は依然として一定数おり、やはり東京はある程度魅力がある場所であるということがうかがえます。

そこには何かしら理由があるのだと思いますが、一つずつ見ていきましょう。

地方での煩わしい人間関係をリセットできる

人間関係

田舎で必要とされる近所付き合い・人付き合いが嫌だという方は結構多いです。
私も実は嫌でした。
隣の家との関係、●●区等で括られるその区域の会合が面倒なのはもちろん、学生時代の人間関係も場合によってはすごく嫌でした。
●●さんのところの▼▼ちゃんはもう結婚したんだってよ、■■大学に合格したんだってよ、引きこもりになっちゃったんだってよ、等とにかくなんでもかんでも噂になって広まっているので、結構窮屈でした。

私自身は何かこうしたことによって不利益を被ったことはないのですが、なんかすごい嫌だなと思っていて、隣の家の人とも別に仲良くしたいと思わないし等中学、高校生の頃はいろいろ考えていました。
※別に私自身が大変な思いをしていたわけではなく、傍から見ていて将来こういう付き合いやってくのいやだなあという思いです。

なので、大学進学と同時に東京へ出ていきましたが、東京に行くと人口が多いことも有り、とにかく様々な価値観を持った人がいて、様々なコミュニティがあるので、新しい自分の居場所を作りやすいのがとても良いメリットだと思いました。

私と同じように地方から出てきた人も多いのですが、別の方の場合は虐められていた経緯があり引きこもりになってしまった方がいたのですが、東京に来て環境を変えることですごく明るく元気になっていた方もいらっしゃいました。
人間関係をリセットして新しい環境を作りやすいというのは本当に良い面だなと思いました。

人生をやりなおしたい、というと大げさかもしれませんが、本当に0から関係構築していくのも難しくないので、おすすめです。

とにかく選択肢が多いというのがメリット

東京に住んでよかったと思うのが、仕事にしろ遊びにしろ食べるにしろ何をするにも選択肢が多いということです。

私の住んでいた田舎の場合、遊ぶ場所が限られていましたし、職業という点でも地元の地銀や信用金庫、役場(市役所等の公務員)、工場、飲食などの選択肢が大半であり、WebやITといった最先端の選択肢はありませんでしたので、そういった意味では若いうちは東京に出て来ておいて良かったと感じております。

また、上記以外でも様々な方が活躍しているので、何かをやろうと思ったときにすぐに取りかかれたり、コンタクトをとって会いに行ったり見せてもらったりといったことが容易なのはかなりプラスと言えます。

経験を積まなければならない20代のうちなどはこうした面ではかなりメリットが多いでしょう。

転職が楽

田舎に住んでいて思ったのが、転職が意外と面倒だということです。
まず、地域にもよるのでしょうが転職エージェントの数がものすごく少ないです。
あったとしても地元密着型の結構ショボいエージェントだったりするので、キャリアに関するアドバイスは期待できないです。
また、そもそもエージェント文化が育っていないので、エージェントに登録してもあまり良い求人はなく、全国展開しているような企業ばかりということになります。
そのため、媒体を活用して転職活動をすることになるので、ちょっと面倒でした。
また、田舎の場合、いまだに一つの企業に長く務めるのが良いと思っている人種が意外と多く、私の親などもそうでしたが、会社辞めるというだけでグチグチ言われるのでそういった意味でも面倒でした。
もちろん田舎の人全員がそうということではなく、田舎に住んでいると必然的に高齢者が多くなるので、そのようなことを言われる機会が増えるということです。

なので、東京に住んでいると転職という視点で見ても楽です。

後はこれは偏見もあるかもしれませんが、田舎の企業はやはり古い考えのところが多くて、どこの高校だったのかとか聞かれてそこがかなり重視されたりとローカルな事情があったりしてめんどくせーなと思いました。
高校時代のことをまさか重要視されるとは。。。と感じました。

頑張って良い大学に進学したとしても、地元で良い高校に進学できていないと不利になることも未だにあるかもしれません。

東京でも学歴はいまだに見られますが、まあそれでも気にされるのは大学以上の学歴なので、そういった意味では

東京で暮らす・働くことのデメリット

逆に今度はデメリットを見ていきましょう。

お金がかかる

初めて東京に住んだ時は家賃が高いことと、高い割に部屋が狭くてボロイのが衝撃的でした。
私の地元ですと家賃6万円も出せば2LDKのピカピカの綺麗で広い部屋に住めるのですが、都内の場合、足立区等でも1ルームかもしくは1kで20平米くらいの部屋でしかもそんなに綺麗じゃないといった部屋に住むこととなりました。

確かに給料は東京の方が高いのですが20代ですとそこまで地方の人と大きく変わらないので、親元を離れて生活する等一人暮らしをする際にはかなり切り詰めた生活をする必要があります。
家賃だけでなく、その他の生活にかかるお金はとにかく高いです。
職場の近くでランチをしようものなら、1食1000円を超えるといったケースもかなり多くありました。

なので、お金が無い人は地方にいた方がむしろ幸せな生活ができる可能性はあるかもしれません。

特に最近はネットの中で趣味が完結する人も増えているので、そのような方々はむしろ都内から離れた方が良いケースもあるかもしれません。

ちなみに、地方に住んでも車が必須になってくるので、意外とお金はかかりますが、それでも東京で生活するよりはお金という視点だけで見れば全然マシでした。

ただ、やりたい仕事が東京じゃないとできなかったので、20代から30代半ばまではかなり頑張って生活しました。

とにかく混む

朝の通勤ラッシュ、休日の繁華街、ランチの時間帯の飲食店、金曜日の夜の居酒屋、、、めちゃくちゃ混んでて最初は苦痛でした。
例えば居酒屋や飲食店等では一人一人のスペースが狭く、他人との距離も近いお店が多くてそのうえ人が多いということもあり、慣れるまで大変でした。
距離がちかいだけならいいのですが、とにかくウジャウジャ人がいるので酔いました。

後はありきたりですが、朝の通勤時の電車は本当に苦痛でした。
テレビ等で見ていて想像はしていましたが、本当に大変です。
ポジショニングをミスると足や身体が痛くなったりすることも有りました。
後は、痴漢が発生する理由も逆に冤罪が起こる理由も乗ってみてよくわかりました。

とにかく都内は混むので、待ち時間等も長いのでそういった意味でデメリットは多いなと感じました。

今後東京で生活・働くをそれでもしたいと思うか

私はもう30代後半をむかえたため、絶対に東京で働きたいという気持ちはなくなりました。
20代から30代前半までにとにかくガムシャラに様々なことにチャレンジして、スキルを経験を積んだので、今は独立してどこでも業務ができるようになったからです。

なので、新型コロナの問題などもありましたが、できれば若い人は東京に出て選択肢が多い中で揉まれて経験を積んでみることを1回はしてみてはどうかと思うところです。

ただ、時代は変わり、地方でもそれなりに面白い経験ができたり仕事の幅も広がっています。
私の知り合いも地元でIT企業を経営していたりするので、田舎に住んでいても選択肢は広がっているなと思うこともあります。

そのため、必ずしも東京にこだわる必要もないのかなとは思います。

どちらにせよ、コロナにより移動が難しい時期はあったにせよ、住む場所の変更(引越し)、それに伴う転職は一昔前に比べればしやすい状況になっており、最近はもう転職が当たり前になっているので、あまり細かいことは気にせず気になったらとりあえずやってみるということが可能な時代になっているので、是非思ったことにチャレンジしていただきたいなと思います。

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