本能寺の変で有名な本能寺 現在の本能寺の場所とは違う?本能寺について解説

1582年6月21日、「本能寺の変」が起こりました。
諸説ありますが、一般的には、早朝、京都の本能寺に宿泊していた織田信長が、家臣の明智光秀の謀反により、襲撃されて最終的に自害するに追い込まれたという事件です。

そんな歴史的な背景のある本能寺について見ていきましょう。

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本能寺の場所は現在と昔で違う

本能寺の場所は、本能寺の変当時と現在では違った位置にございます。
本能寺址(本能寺の変当時の本能寺の所在地のやつ)
・かつて:京都市立堀川高等学校付近(京都市中京区元本能寺南町)
・現 在:京都市役所すぐ付近(京都市中京区寺町通御池)
これらの距離は徒歩にしてだいたい20分程度がございます。

昔とは実は場所が異なる本能寺についていろいろとみていきたいと思います。

本能寺について

本能寺の歴史や由来、イベントなど広く紹介していきます。

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歴史

本能寺の変に代表されるように、本能寺は歴史という荒波の中で、様々な人物や出来事と関わりながら、度重なる建立と復興を果たしてきました。

1度目の建立

1415年
月明聖人の勝手気ままなふるまいで乱れていた妙本寺の綱紀を粛清するため腐心していた日隆聖人は、その思いを果たすことができずに妙本寺を去り、油小路高辻と五条坊門の間に“本応寺”を開きました。
1418年
日隆聖人と法華経への考え方が原因で対立関係にあった月明聖人の命令から、妙本寺の教徒によって本応寺が破壊されます。日隆聖人が京都を留守にした隙に行われたといわれます。

2度目の建立

1429年
小袖屋宗句(京都の裕福な衣服聖人)のサポートを受けて内野(現在の西陣周辺)に本応寺が再建されました。

3度目の建立

1433年
如意王丸(足利家の親戚)を願主として六角大宮に本能寺を建立いたしました。この時、名前が“本応寺”から“本能寺”となりました。
1536年
天文法華の乱によって、比叡山延暦寺の僧兵から焼き討ちにされます。
天文法華の乱とは、当時京都で勢いを増していた日蓮宗に対し、延暦寺ほか連合軍が攻撃を仕掛けた宗教戦争です。

4度目の建立

1545年
日承聖人(第12代貫首)が四条西洞院に再び本能寺を建立します。
1582年
本能寺の変(織田信長が家臣明智光秀に襲撃される事件)にて焼き払われ、信長は自害します。

5度目の建立

1592年
日衍聖人(第14代貫首)により再建され、豊臣秀吉の命令によって現在地に移転されます。
1788年
天明大火で焼失します。

6度目の建立

1840年
日恩聖人(第77代貫首)再建されます。
1840年
蛤御門の変にて焼失します。

7度目の建立

1928年
本堂が再建され、そのまま現在にいたります。
現在は、観光寺院というわけではありませんが、各種SNS(Facebook/Instagram/Twitter)で行事や自然風景などの模様が発信されております。発信においては、稀にYouTubeの利用もあるようです。

本能寺ナイトツアー

なお、お寺そのものよりも、“本能寺の変”として有名であり、歴史の教科書には乗っていないようなエピソードが僧侶から語られるイベント「本能寺ナイトツアー」も人気を博しているようです。

歴史好きは一見の価値ありです。

本能寺の由来

本能寺は日蓮大聖人の教えを広める法華宗の本門流大本山です。
法華宗とは、様々な意味で使用される言葉ではありますが、“妙法蓮華経(大乗仏教の代表的なお経の一つ)”を拠り所として教典とする仏教宗派のことです。
簡単に言うと、誰でも平等に成仏できるという主旨の内容が、比喩表現や具体的なエピソードを含めて繰り返して述べられているのが妙法蓮華経です。
本能寺のご開山は、日隆聖人によるものであり、法華経の根本義と日蓮大聖人の真意を説き明かし、お題目を唱えて信じ行ず場所が本能寺です。
日蓮大聖人のお教えの中心は、「南無妙法蓮華経」に全身全霊を捧げて本門のお題目を信じて唱えるほかに私たちが成仏する方法はないというものです。
世の人々に「南無妙法蓮華経」を信じて拠り所としていただき、実際にそれを口に唱えるようにすることに日蓮大聖人は生涯をささげたと言われております。
本能寺を御開山された日隆聖人は、日蓮大聖人の念願である人々の口に「南無妙法蓮華経」を唱えさせるべく周囲の人々に働きかけていったのがこのお寺の歴史の始まりと言えるでしょう。

本能寺の主な行事

1月の行事

1日:元旦祝祷会 1年の国の安泰と家内安全と身体健全の祈願を行う。
7日:一萬遍唱題行 南無妙法蓮華経を一萬遍唱える唱題修行。
13日:本山初講 新年初めの本山講。
25日〜31日:寒中唱題行 寒中に行われる唱題修行。

2月の行事

2日:節分会 一年の家内安全や車両の交通安全祈願を行う。
16日:日蓮大聖人降誕会 日蓮大聖人の御降誕に感謝する法要。
24日〜25日:御開山会 本能寺の三大会のひとつ本能寺ご開山日隆聖人のご命日法要。

3月の行事

17日〜23日:彼岸会(始・中・終)彼岸中の各家の先祖供養と一切の萬霊の追善法要。
4月第一土・日:釈尊降誕会 お釈迦様の御降誕に感謝する法要。
上旬:いけばな展・文化芸術展 華道本能寺と本能寺文化教室の作品展覧会。
28日:開宗会 日蓮大聖人が御題目布教の誓願をたてられ、初めて御題目を唱えられたことを記念する法要。

5月の行事

6日〜7日:法華千部大法要 本能寺の三大会のひとつ。450年以上の伝統を有する法要
法華経を千巻読み上げ国の安泰と世界平和を祈り一切の萬霊の供養を行う法要。
12日:日蓮大聖人伊豆御法難会

6月の行事

2日:信長公忌 信長公のご命日法要。

8月の行事

16日:盂蘭盆施餓鬼会 各家の先祖供養と一切の萬霊の追善法要。

9月の行事

2日:日蓮大聖人龍ノ口御法難会
15日:放生会(三光天子・番神会・鴨川にて)日頃我々が食するすべての生き物に対して感謝の心をあらわす法要。
20日〜26日:彼岸会(始・中・終) 彼岸中の各家の先祖供養と一切の萬霊の追善法要。
20日:嵐山船上川施餓鬼 戦争で亡くなった方々や、川や海で亡くなった人たちの供養法要。

10月の行事

12~13日:御会式 本能寺の三大会のひとつ宗祖日蓮大聖人のご命日法要。

11月の行事

11日:日蓮大聖人小松原御法難会

12月の行事

31日:除夜法要 1年間の感謝の法要。
本能寺公式サイトより引用しています。正確には公式サイトを常にご確認ください。

本能寺まとめ

本能寺の場所、歴史など様々な角度で簡単に見てきました。
本能寺の変として名前だけは知っているという方も多いのですが、これを機にちょっと興味を持ったという方がいらっしゃいましたらご自身でも調べてみたり、その場所に行ってみたりしてください!

なお、本能寺の変について解説した記事が別途ございますので、本能寺の変について知りたい方はそちらもチェックしてみてください!

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本能寺の変が起きた際の跡地の写真

本能寺の住所(現在)
京都府京都市中京区寺町通御池

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