佃天台地蔵尊(つくだでんだいじぞうそん)について 特徴や歴史についても紹介!

東京の月島の民家と民家の間の細い路地を抜けるといらっしゃるのが佃天台地蔵尊さん。
大きなイチョウの木を目印に、人が一人通れる程度の小道を抜け、お地蔵様にお会いできるとなんとも神秘的な気持ちにさせられます。

佃天台地蔵尊の入り口

「佃天台地蔵尊」という言葉を区切って一つずつ注目していくことで、その実態がわかってきます。
“佃”とは、この辺りの地名のことです。
“天台”とは、平安時代に起こった仏教宗派の一つ天台宗のことであり、現生利益といってこの世で心身健康・国家泰安など願望成就を果たすこと重きを置くのが一つの特徴です。
“地蔵”とは、いわゆるお地蔵さんのことです。お地蔵さん(地蔵菩薩)は悟りを開く紙一重の状態の仏様と言われ、この世で我々を見守って下さっております。このため、佃天台地蔵尊に限らず、お地蔵さんは道端など身近な場所にいらっしゃることが多いのです。

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佃天台地蔵尊の歴史

明治期に浄名院(台東区の天台宗のお寺)の和尚さまがお地蔵さんのお姿を数多く彫り、全国の信者に賜ったと伝えられておりますが、その一つがこの佃天台地蔵尊と言われております。
なお、今日でも佃天台地蔵尊の周りは清掃が行き届き、数多くの信者の奉納した提灯が飾り付けられており、新鮮な花が手向けられております。
地域の人々に愛されていることがうかがい知れます。縁日のときはご住職が呼ばれて手厚い供養もなされているようです。

佃天台地蔵尊の特徴

通常、お地蔵様は立体的な石像の形をとることが多いですが、佃天台地蔵尊の特徴は天然石にそのお姿が彫刻されている点にあります。歴史の項目で記したとおり、浄名院の和尚さまによって彫られたと言われております。
佃天台地蔵尊の左手には如意宝珠、右手には錫杖を持たれております。

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信仰

かつて、一帯の地域は海に囲まれており、漁業が盛んとされておりました。地域の人々が大漁祈願を行うなどしていたようです。また、水が身近な地域であることから子どもたちを水難から守ってくださるとも言われていたようです。
現在では、子どもの健康的な成長を祈るなどの人々も多いとされております。
天台宗で期待されるいわゆる現世利益の特徴が信仰とつながっていることがうかがい知れるでしょう。

御朱印

佃天台地蔵尊は御朱印では無いのですがスタンプが置いて有り押すことができます。

佃天台地蔵尊は散策スポットの一つとして人気もある

なお、100年以上前から地域の信仰を集めてきた佃天台地蔵尊は、現在では月島周辺の散策スポットとしてもひそかな人気があります。神秘的な様子が魅力であり、Trip adviserやInstagramの投稿を見るとそれがわかります。
アクセスもしやすい場所なので一度訪れるとその魅力がおわかりいただけることでしょう。

佃天台地蔵尊アクセス

住所:東京都中央区佃1-9-6
アクセス:東京メトロ有楽町線「月島駅」徒歩3分程度。
月島駅の6番出口から出て北西に向かって200メートル程度歩いた先にあります。

住宅地の中にあり、住宅と住宅の間の細い路地となっており、冒頭の画像のように、人が一人通れるくらいの幅のところを入っていきます。

樹齢300年と言われる銀杏の木があり、厳かな雰囲気も感じてパワーがもらえたような気がします。

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