江戸時代には猫の蚤取りという変わった仕事が存在していた?【江戸時代の職業シリーズ】

【PR】当サイトではGoogle広告やアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しており、収益を得ています。
江戸時代の変わった職業:猫の蚤取り 仕事

平成が終わり令和となりました。
昔では考えられないような職業としてYoutuber(ユーチューバー)がよく取り上げられる時代になりましたが、江戸時代などの過去にも今では成立しなさそうな職業がありました。

今回はそんな職業の中で、阿部寛主演映画でも話題になった「猫の蚤取り」という職業について見ていきたいと思います。

猫の蚤を取らんと叫びながら歩く職業

滝沢馬琴の「燕意志雑誌」では「猫の蚤を取らん」と叫びながら歩き、依頼があれば、猫をまず湯につけて濡らし、用意した獣皮で包みます。すると蚤が皮のほうに移動してくるという仕組みになっている仕事があったようです。

滝沢馬琴によると、「よく考えてはいるが、こうまでする猫好きはそういない」と言っており、それはまさにその通りだったようです。また、料金も格安で2,3文(今でいう60円くらい)なので、なかなか稼ぎにならず生活するのが大変であったことから廃れてしまったようです。

井原西鶴の「西鶴織留」などでも出てくる職業で、どうやら本当に実在していたお仕事のようです。

当時江戸では何でも商売に繋げることができたため、猫の蚤取り以外にも様々な変わった職業がありました。

また別の機会の江戸の変わった職業を紹介していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました