「天麩羅 はちまき」は昭和6年(1931年)創業の老舗の天ぷら屋さんです。
「神保町駅」A7出口を出て、白山通りを皇居方面へ進み、一つ目の交差点を左に曲がって神田すずらん通りをしばらく歩くと右手に「天麩羅 はちまき」が見てます。
店名の由来は創業者が独立まで修業した高級料亭の親方に「一生ねじり『鉢巻き』をして勉強だ」と発破をかけられたことからこのような店名になり、昭和20年(1945年)からこの場所で営業を続けています。
文豪たちのサインや写真
店内に入ってすぐにカウンター席があり、奥にはテーブル席があります。
年季がかった写真や文豪たちのサインが飾られているのが特徴です。
昔は2階で「東京作家クラブ」の親睦会が定期的に行われており、毎月27日に開催されていたことから「二七会」と呼ばれており、江戸川乱歩や井伏鱒二などの名だたる文豪が天丼を食べながら、歓談に興じていたと言われています。
天丼と穴子海老天丼が人気で有名
言うまでも無く、天丼が人気なのですが、特に人気なのが穴子海老天丼で有名人気のメニューとなっています。
天丼の肝はタレですが、その日の天候や気候によって微妙に味が変化するため、店主の長年培ってきた配分で調合して継ぎ足しながら受け継がれていて絶妙です。
醤油が良い感じに香ってきて食欲をそそります。
また、穴子に関しては市場から身の大きな新鮮な「活き穴子」を仕入れて、一つ一つ開いていくため、穴子が使われた料理は数量限定です。
ちなみに天丼は税込1,000円(800円)とリーズナブルな価格設定です。
簡単にメニューについて見ておきましょう。
穴子海老天丼
丼から飛び出る程の大きく新鮮な穴子天は、身がほっくりしていて、口の中で優しくほぐれます。
衣は、こだわりの甘いタレと合わさることで、程よい香ばしさが引き立ち、しっとりして柔らかい食感。
海老・蓮根・ピーマンの天ぷらが脇を固め丼を彩ります。
お値段:1,500円(税込)
穴子天麩羅重
約20cmある穴子の一本揚げが2本、力強く盛りつけられています。脂が少なく、淡白で滋味深い穴子が存分に味わえる逸品です。とろみのあるたれは、衣に染みにくく、サクッとした食感でご飯が進みます。
松天麩羅定食
海老・鱚(きす)・いか・かぼちゃ・茄子・蓮根・ピーマンの天ぷらの盛り合わせは、それぞれの食感の特徴を生かしつつ、軽やかな衣に包まれています。
甘くさっぱりとした天つゆにくぐらせると、より一層素材の味が引き立ちます。
お値段:2,000円(税込)
天丼(お弁当)
テイクアウトの天丼のお弁当もあります。
揚げたてです。
揚げたての天ぷらを多くの人へ、食べてもらいたいという店主の心意気が感じられます。
お値段:600円(税込)
※各種メニューの値段は変更となることも有るためお店にご確認ください。
文豪(本)好きなら本屋巡りしつつ是非天ぷらも満喫してみてください
本の街として有名な神保町ですが、文豪たちが、通った天ぷらに舌鼓を打ち、当時の情景に思いを馳せつつ、古書巡りを楽しんではいかがでしょうか。
店名 | はちまき |
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住所 | 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-19 |
駅・アクセス | 都営地下鉄三田線・新宿線東京メトロ半蔵門線 神保町駅 徒歩2分 |
営業時間 | [月~日]11:00~21:00 |
定休日 | 1月1日のみ休み |
電話番号 | 03-3291-6222 |